リラックスして走る原動力は「おなか」にあり
こんにちは
中距離メンタルトレーナーの
MASATOです。
あなたは、走っているときに
「リラックスして!」と声を掛けられたこと
がありませんか?
私自身も指導中に最も多く口にする言葉
の一つは「リラックス」です。
それだけリラックスすることが必要な、
すなわち力んでしまっている
ランナーが多いと思います。
ところが多くのランナーは
「自分は今、力んでいるのかな」
と何となく分かるものの、
どこがどのように力んでしまっている
のかはなかなか実感できないものです。
レース中に撮影された写真を見たときに
「自分はこんな走り方をしていたのか」
と驚く人がたくさんいます。
リラックスして走らないと
無駄な力をつかってしまうので、
体力的にも、精神的にもどんどん
疲れて行ってしまいます。
力みが出ることが目立つのは、
・レース終盤や上り坂を上り切った直後、
・インターバルやタイムトライアルなどのスピード練習で苦しくなったときです。
ランニング中の力みの主な症状は
・肩が上がり首筋・肩まわりにかけて硬直する
・二の腕と肘を抱え込むような形になる」
・左右両方の肩が固まる
・背筋がのけ反る
・顎が上がる
上体を中心に力んでしまい、楽に走れるフォームになっていません。
なので、
この2つを意識してやっていきましょう
・走りながら両肩・鎖骨を上下
・おなかの底から息を吐き切る
改善するには頭と背骨を体の大黒柱と
意識して常に垂直方向に保つようにします。
頭と背骨を待ち針のような形のもの、
肩から延びる腕は
それに付いたロープのように
イメージしてください。
重力に任せる感じで腕
をダラーっと脱力するしぐさを
走行中に入れてみると、
フォームがリセットされて
左右の肩が柔らかく動き、
無理のない腕振りになります。
背筋が曲がると
後ろにバランスが崩れて
腰に負担がかかります。
おなかの底から息を吐くことで
背筋の位置を整えましょう。
横から見ると背骨がS字を描いた
姿勢で垂直のラインを作ってください。
足を止めずに走りながら
深呼吸するのも効果的です。